未来のポケットをのぞきに来ませんか?息子たちは、そろいにそろって目が細い。いわゆるアジアンビューティー?の、美しい一重まぶたっ子たちです。でも、両親ともに一重まぶたなのだから、彼らに選択の余地はなかったのです。上の息子はまだしも、下の障がいと共に生きる息子にとっては、でもこれはちょっと手痛いことで、なぜなら、視線でパソコンゲーム、なんてものを親が持ってきたから。寝ているような細い目、だけど実は起きている。そんな彼に、まさかまさかの、視線入力ゲーム??もちろん、そこにはいろんな工夫の余地はあって、ビューラーとか、二重まぶたシールとか、タイミングを見計らうとか。とにかく、「お目目ぱっちり」を作り上げるのです。だとしても、ハードルは高くなります。でも、それでもなんでか、親はパソコンをあきらめません。彼が、少なくとも目が見えているから?いえ、きっと、彼が完全な盲目であっても、この親(とくに片親)はあきらめなかったに違いないのです。なぜなら、これは、「完璧に最初からできるかできないか」っていうお話じゃ、ないからです。たとえば。たとえ今スムーズにできなくっても、ゲームによっては、彼のほんのすこしの関与でゲームを進めることができて、「ぶるぶる」フィードバックなんかを体験できて、なんか後から気分が盛り上がってきて、だんだん目が開いてくる、なんてことが、あります。たとえば、全身まひの彼でも、ほんのわずかな目の隙間をキャッチできた日には、意外に、驚くほど、個性や好みがみえるようなプレイをみせることが、あります。たとえば、目がダメなら、さっと別の手で操作するスイッチに切り替えられる、ゲームもあります。たとえば、すくなくとも本人に、その気になれば(状況がととのえば)「自分でとりくめる何か」があると、そう、自信を持たせることが、できます。たとえば たとえば ・・あげようと思ったら、どれだけでもでてくる、メリット。たとえ一見できそうになくっても、やらないより、やってみたほうが、断然メリットが大きい。そう思うから、親はあきらめないのです。そして、そう決めて取り組み始めて、はや5年弱。いまだに「あぁ〜今日は目が・・」なんて言いながら、でも、やっぱりその方針を変えずにいるのは、それ相応の結果が見えてきているからです。できそうになくっても、とにかく続けてみたら。見えてきた、世界。見えてきた、彼の個性。見えてきた、周囲の人々の、変化。ゆっくりゆっくりだけど、決して消えない、可能性や希望たち。ちょっとドラえもんのポケットみたい。これはまぎれもなく、重度障がいっ子たちにとってひとつの未来への扉だと、感じています。とかく悩みが多く一方的になりがちな世界にふき込まれる、軽やかな風、のような。どんな風に使っていくのか、どんな時に使っていくのかは、あなたのアイデアしだい。そして何気に大事なことは、どんなことも、単品(当事者や、親とかだけ)で抱え込まないことかなぁ?と思います。軽やかにこうした可能性を探っていくのは、「みんなで」「アイデアを出し合いながら」やっていくことが望ましいような気がします(下手したら、すぐ、煮詰まっちゃうからね ww)。さて、そんな障がい児と支援者のための”ドラえもんのポケット”は、意外に身近にあります。もし、あなたが千葉近郊に住んでいるのなら、『贈りものの国』という小さな小さなテーマパークが、7月2日、千葉県千葉市仁戸名町に出現します。ワンコインで、きっと30分もあれば、ぐるっと、こうした障がいっ子たちにとってのドラえもんポケットの一部を、のぞくことができます。具体的には、目でお絵かきをしたり、ジュースを選んだり、目やスイッチで写真をとったり。などなど。「みんなで」ワイワイ。明るく取り組む仲間たちがお待ちしています。どうぞ、よかったら足をお運びください!! (支援する立場の方だけでも、ご参加できます。まずはご自分がお試ししてみて〜〜♫)未来の可能性を、探りに。ぜひ。詳細はこちらから↓↓https://www.facebook.com/events/161328963502283お申し込みはこちらから↓↓(先着順ですのでお早目に♫)https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeCjXAJJYJs1d4fmPA3p6GxnZazN6HO9N_sZAynlJJsqABuaA/viewform?fbclid=IwAR07QXKVWKpbNOgBw3z-SBLM9tlRRlu-pBuyZ4EFZ4XYaAa4Se6RpYnLd0E&pli=12023.06.17 00:54
クラウドファンディング、終了のご報告とお礼2月28日、午後11時。これまで何度かこちらでお伝えいたしました、EyeMoT(アイモット)活用イベントのためのクラウドファンディングが、無事に終了を迎えました。なんと、430人を超える方々に、総額530万円以上のご支援をいただきました。この場を借りて、ご支援をくださった皆々様に、深くお礼を申し上げます。本当に、温かいお心と言葉たちに、どれほど、私たち、励まされ、胸の灯りが強くなったことでしょう。心から、有難うございます!!みんな、ほとんどのエリアがドキドキのクラファン初心者スタートでしたので、とにかく、一生懸命に取り組みました。そして、おかげさまで、予想を超える達成となり、ここからまた、各エリアとも気持ちを引き締めて、新しい気持ちで、イベント開催にむけて走りだします。皆様からいただいた”あったかいもの”を、しっかりと、胸の前に抱きしめて。😊 全国の同時開催イベント日は、7月2日(日)午後に、決定いたしました!千葉は、共に生きる会、有志の方々、そしてフラミンゴ隊メンバーで力を合わせて「贈りものの国」を、つくっていきますね!開催場所をきめながら、イベントの案内webページも作成中です。また、詳細をご報告してまいりますので、どうぞ楽しみにお待ちいただければと思います♫ご支援くださった方々のみならず、日本中で多くの方々の目にふれ、地域によっては新聞にも取り上げられ、大きな反響をいただきましたこと、なんだか、信じられないみたいです。やっぱり、ホンモノの言葉、希望って、伝わるんだな・・。チーム愛もっとの発信を、各地で、優しいアンテナでもって拾ってくださった方々、何度言っても言い足りない・・「ありがとう」。心を込めて、イベントを、つくってまいります。2023.03.02 06:22
れおなのブログ〜ただ、ただ、感謝!〜クラウドファンディング、終了まであと2日となりました。これまで、温かいご支援をくださった皆々様、本当に、有難うございます。2月最後までしっかりと走り切りたい!と、こうして、感謝の気持ちと、自分の願いを再確認する思いとともに、ブログを書いています。このところ、子どもの行事や受診が増えてきて、年度がわりの予感です(笑)。6年生の重心っこの次男、ナオトくんは、ついに、校内で下級生に"送られ"(6年生を送る会)、着々と卒業式にむけて練習の日々です。長男の方は中高一貫の進学校をとび出し、より自分にあった環境へ、奮い出でようとしています。がんばれ、我が家の新中1、新高1っ子たち。ふたりとも、ナオトくんの入学の頃には、まさか思ってもいなかったような「今」にいます。私的には、「この先どうなることやら・・」と、涙のもとを、まだまだ懐にいっぱい隠し持ったままスタートした、彼の小学校生活でした。でも、今こうして、クラファン、なんて思ってもいなかった形で、全国の方々に(きっとほとんど息子をご存知ない方々にまで)、応援をしていただき、優しいご理解をいただいて。当時の私には信じられないくらい、私もナオトくんも笑顔のもとをいっぱい抱えて、中学に進学しようとしています。”こんな気持ち、話しても、きっと誰にもわかってもらえないよぅ・・”なんて、そんなコトばかり感じていた過去の私に、サヨナラできそう。そしてなによりも、次男に、「ね、パソコンで君がゲームやること、いろんな人が知ってくれたよ〜〜。そんで応援してくれてるよ〜〜!」って、伝えられること。私たちは今、孤独じゃない。このような機会をくださったEyeMoTサマ、チーム愛もっとの仲間サマ。そして、クラファンを通じて優しいアクションや応援メッセージをくださった、多くの日本中の皆々様。息子のナオトくんと、そしてもしかしたら、同じような立場にいる重心っ子とそのご家族を代表して、心から、心から。感謝申し上げます。本当に、希望の種を、大きく育ててくださって、ありがとう〜〜!!3月になったら、千葉チーム、いよいよがんばって楽しいイベント作りに邁進しますね♫そして当日は会場で、ちょっと大人びた息子が、お出迎え、いたしますね♫引き続き、あと2日、温かいご支援のほど、よろしくお願いします(ご支援のお忘れ、ないでしょうかぁ〜〜笑)! ↓ ♫ ↓ ♫ ↓2023.02.27 02:27
れおなのブログ〜つながることが、できるから〜世界で起きていることに、心がさまようこの数日です。でも、やみくもに心配や不安に心ざわつかせるよりも、はたして自分は今、リアルに何をできるのか。と。地に足をつけて、できることがあるならばやって、そして後は、目の前のことに誠心誠意とり組んでいくよりない、と思ったりします。今、この瞬間、命と必死に向き合う世界の人々に、祈りを送りたいと思います。そして私が、いま一生懸命仲間とともに取り組んでいるのが、度々こちらのブログでもお伝えしている、クラファンです。重度でも障害があっても、遊んだり操作できるよ!っていうEyeMoT(アイモット)というパソコンソフトを使って、広くイベントをさせていただき、この活用をもっと進めていきたい。そんなことを目指している、クラファンです。多くの皆様のおかげで、なんとか、第一目標を達成し、今年の6月、無事にイベントを行えることになりました。あらためて、心から、感謝申し上げます。本当に、この活動の真意をご理解いただいて、たくさんの温かいメッセージもいただきました。ときに、我が事でもないのに・・、とか、ただただ純粋にそんな世界になるといい!って、賛同してくださる方々もいらして、自分でも、同じことができるだろうか?って、頭が下がります。本当に、有難うございます。引き続き、次のゴールを目指し、そしてその道中でさらに多くの方々に、このような新しい障害っ子ワールドがあるっていうことをお伝えしていけたらいいな、と思っております。どうぞ、温かいご支援と応援を、この後もいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします!さぁ、そしていよいよリアルにイベントができる!となると・・。まずは、予備機器としてベンチ入り必須の、我が息子のパソコンくんを、なんとかメンテしないと!最近、不具合ばっかりなのです。「パソコンは、消耗品ですから」と、伊藤先生はおっしゃいますが・・うぅ・・家計が〜〜(泣)。なんとか、不要なファイルを消したり整理したり、すればいいのかなぁ・・。でも、こんな苦手意識モクモクの時も。昔ほど、孤独に一人でどしっと重いものを抱え込まない、今の私がいます。クラファン仲間と、応援してくださる皆さん。きっとこれからは、私ももっと継続して仲間とつながり、頼り、問題を解決しあえるんじゃないかな。第二ゴールを達成したら、そんな安心感を、さらに多くの人たちと、分かちあえるのかな。そんな妙な安心感が、自分の中に育ちつつあります。ちなみに、ネクストゴールは、こちらです。1. 最終イベントとなるインクルーシブゲーム大会のハイブリット開催費2.上記イベント開催に必要な機器3.重度障害児のテクノロジー利用に関する「オンライン駆け込み寺(仮)」の開設3は特に、イベントだけ、とか、短期で体験してそれで満足して終わっちゃう・・という、自分の痛い経験からも、とても役に立つのではないかな、って思います(何を隠そう、我が家に一番必要かも!)。・・ナオトくん、ママ、これからは、がんばりすぎないで、がんばるね。どうぞ、引き続きご理解と、ご支援を、よろしくお願いいたします!(クラファンサイトへは以下から入れます↓)2023.02.10 03:43
れおなのブログ〜EyeMoT(アイモット)と君とミュージックさだまさしさんの「風に立つライオン」という曲があります。いつ最初に聴いたのかも覚えていませんが、私は、この歌にずっと惹きつけられてきました。"ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが 一斉に翔び発つ時 暗くなる空や キリマンジャロの白い雪 草原の像のシルエット"これらの描写は、私が一度も見たことのない遠いアフリカの地を、まるで、本当に見ているかのように、まざまざと脳裏に浮かび上がらせました。動物や自然が好きな私は、いつかその風景を、この目で見て、広大な大地と生き物たちの空気を、かいでみたいなぁーと、そうボンヤリ思ったのでした。ある時。次男が生まれ、一生のケアがいる重度障害をもつと、リアルに知った後。私はふと、この歌を思い出しました。そして、こう、思いました。あぁ、これはもう完全に、実現不可能な、夢となった、と。どこか遠い地に旅行に行くなんて、もうこの人生では、ありえない、と。でも、私の暗黒時代ともいうべき時期に抱いたこうした考えは、時を経てだんだんと形を変え始めました。途中から、いやいや、わからないぞ、との願いや希望を象徴するものとなり、フラミンゴ隊のネーミングに結びつきました。今では、次男くんと一緒に、フラミンゴでいっぱいの空だって、見たければきっと見られるさ(彼が見たいのならばですが)、と、明るくマジメに考えています。まだ、国内だってたくさんは連れて行ってあげていないのですが(笑)。でも実際、世の中にはツワモノがいらっしゃって。すでにストレッチャーさんだろうがバギーさんだろうが、旅行に出かけられている方々が、いらっしゃいます。2月17日、オンラインでそうしたツワモノ方からお話が聞けるそうです。よろしかったら、ぜひ♪ ↓ ↓ 【2月17日21時】第3回 聞こう!重度障害児のママさんたちの声~旅行編~そしてただ今、クラウドファンディングに挑戦中です。これまで、ご支援と応援をくださった皆々様、本当に本当に、有難うございます!重度障害者の旅行のように、ひと昔前なら、できない、難しい、とされていた事が、うんにゃできるかもよ?と、変わってきている、そんな新しい道のひとつです。”寝たきりの人が、パソコンでゲームできるよ、子ども達が、自分の力で、遊べるよ!”なんて。希望でいっぱいの新しい道です。まだ、残念ながら取り組んでいる人が少ないこの細い道を、太く、広く、多くの人たちが通れますように。じつは、こうした事は、障害児者だけのためになるものではなくて、今は健常といわれる私たち自身もフツーに関わりうる、未来のことでもあります。私が大好きだったおばあちゃんは、晩年ずっと、車椅子でした。そのお姉さんの、やっぱり大好きだったおばあちゃんは、緑内障で長い間、ほぼ全盲でした。どんな人にも優しい未来、は、本当に、私たちひとりひとりがどんな状況になっても、きっと、何かをあきらめないでいい、そんな未来になります。ご理解と、温かいご支援を、どうぞよろしくお願い致します。(クラファンの詳細などへは以下から入れます↓)2023.02.05 00:31
れおなのブログ〜大きな背中に気づいたこと〜子育てって、どんな子育ても大変だと思うけれど。重度の障害をもつ息子を育てながら、それは本当に、たっくさんの「悩み」と出会ってきました。解消する悩みもあれば、長いこと長いこと、ともに生きていくタイプのものもあります。私にとって、この「共生型」または「伴走型」ともいうべき後者の悩みにあたるのが、いつだって息子との”コミュニケーション”です。何を言いたいのか、何がほしいのか。何を思っているのか。何が。何を。どのように。時間をかければ、きちんと彼の思いを分かってあげることが、母である私には、できます。それこそ、いろんな手法を使って。でも、それでも、日々せわしなく流れる時間の中で、その丁寧な時間をとってやることが、できないことも多いものです。外では、彼の代わりに瞬時に回答しなくてはならないことも、ザラザラとあったりして。そしてなんといっても、この「私しかない」感が、ハンパないのです。”彼の気持ちを分かり伝えてあげられるのは、私しか、いない。”実際には、そんなことはなくって、私以上に分かってくださり言葉を伝えくれる人はいるのです。が、そう簡単に、いつも、それができる方々にアクセスできないのが、現実です。でも今日私は、ちょっと涙ぐむような、経験をしました。学校で、自立活動の先生に、昔、まるで私がやっていたのと同じような形でしっかりと丸く抱きかかえられている、息子の姿を見たのです。安心しきった、少し大人びた息子の顔。”あー、私がひとりで抱えこまなくって、本当にいいんだな。”なにかが肩や胸からスッと落ちるような、そんな安堵感を感じました。プラス、単純に、息子が昔から好きだった形を再び、とらせてもらっていることが嬉しくって、涙がこみあげたのです。一見、コミュニケーションと関係なさそうなシチュエーションですが、私は、先生方との息子の絆、信頼関係、そんなものを目の当たりにして、「あ〜そうじゃん」って、コミュニケーションに関して自分が抱え込んできたものまで、いっしょに溶けていくような、そんな気がしたのです。思春期になってきた息子は、これから、母の私には知られたくないことだって、増えるでしょう。でも、だいじょうぶ。だいじょうぶ。あの自活の先生の大きな背中のように、大好きな担任の先生のように、今は、彼のそばには頼りになる他者がいて、そして、そういう人々が彼を理解する上で大きな助けになる、いろんなツールだって、あるんだったじゃない。たとえば、パソコンやiPad、感度のいいスイッチたち。目線で動かせる、マウス。射的ゲームの形をとった、彼の選択手段。塗り絵(スクラッチ)を楽しみながら、周りの人間は彼の思い、好み、性格を知ることができます。それは、たえず私がいなくても、誰の目にも明らかな、彼の意思表出となるのです。だいじょうぶ。だいじょうぶ。健常児と同じスピードでなくっていい。ゆっくりでいい。彼のペースでいい。少なくとも、「母がいなければ思いや好みが伝わらない」って思い込んじゃうような昭和な時代は終わったのだと。そしてそれは、きっと、どんな障害のお子さんとお母さんにとっても。そんな世界に生きていると、心から信じることができたら、どんなにステキでしょう。どんなに多くの「悩み」が、「希望」へと変わるでしょう。現在、支援機器のひとつである、EyeMoT(アイモット)というソフトを体験するイベントを全国でひらこう!その可能性をみんなで分かち合おう!っていう企画(クラファン)が進行中です。EyeMoTは、目線でもスイッチでも遊べるゲームで、先に述べた射的や塗り絵など、たくさんの種類が入っています。障害児のママたちの悩みが、ちょっとでも少なくなる、そんな世の中となりますように、どうぞご協力とご支援をいただければ、嬉しいです。2023.01.30 08:37
れおなのブログ〜私たちの”おもい”と”ねがい”いま、ひとつのクラウドファンディングに参加しております。EyeMoT(アイモット)を作った島根大の伊藤先生と、全国の仲間たち(チーム愛もっと)と。もう見て下さった方やご支援くださった方、本当に、本当に、お心をよせて下さって有難うございます。このクラファンには、大から小までたっくさんの「おもい」と「願い」がつまっています。私がとくにお伝えしたいのは、「どんな障がいのある子ども達にも、できる、使える、遊べるものがあるんだよ!」っていうことと、「私たちみんなが関わり生きていく、これからの世界。そこに、新しい未来、優しい未来を、一緒に作っていきませんか?」ということです。とっても重い障がいをもつ私の息子、ナオトくん。彼は、いま小学6年生ですが、2年生の時にEyeMoT(アイモット)という、視線で遊べるゲームシリーズに出会ってから、ずっと、お世話になってきました。そもそも、ナオトくんは、どこも、動かせない。ナオトくんは、言葉を、話せない。ナオトくんは、ごっくん、と飲み込むこともできない。ナオトくんは、目だって、ゆっくりとしか、動かせない。でも、ナオトくんは、すこやかな心をもっている。ナオトくんは、きれいな目をしている。ナオトくんは、ほんのわずか、指先や首を動かせる。ナオトくんは、とてもゆっくりだけど、目を動かせる。ナオトくんは、お兄ちゃんのように、ゲームがしたい。とっても、とっても、ゲームがしたい。2023.01.27 03:33
れおなのブログ〜袖ケ浦特別支援学校に、神あらわる!現れてくださったのは、島根にお住まいの(大きな)神の使い、伊藤史人先生。ご存知、フラミンゴ隊もたびたびお世話になっている、視線入力ゲームEyeMoTシリーズの、生みの親でいらっしゃいます。ナオトくんと、中学生で最近EyeMoTをはじめたばかりのAさんの様子を、なんとなんと、みてくださいました。2022.11.30 14:43
れおなのブログ〜 重度障害児のための最新デジタルツール&体験会〜今日はできわかクリエイターズさん の「第5回HCKプロジェクト 重度障害児のための最新デジタルツール&体験会」に参加しました。ナオトくん、こうしたイベントに参加するのは、ちょっと久しぶりです。変わらぬ先生方の熱く温かいご講義も、しっかりと聞くのは久々で、やっぱり、胸が熱くなります。午後には、会場&オンラインの仲間たちと、みんなで実際に対戦ゲームを楽しませていただきました。でも家でこの手の支援機器を使わせるのが久しぶりの母(わたし)にとって、なかなかに、このサポートは疲れるものでした。まず、つなぐべきもの、ややこしいコード類を頑張ってつないで、いやその前に、ダウンロードがあります。ダウンロードをして、それがどこに入ってしまったのか。圧縮ファイルを展開をして、それもどこへ。zoomと同時にEyeMoTを見るには、どうしたらいいのか。ナオトくんを良いポジションで写すには、もう一台をどこに置くべきか。視線は。とれているか。ナオトの視線に引っ張られるポインターと戦いながら、ゲームを起動し、あ、名前を変えれる、と気づくもミススペル。2022.11.23 12:29
オンラインイベントのご紹介夏休みが本格スタートしましたね!みなさま、いかがお過ごしでしょうか?以前にもお知らせしました東京おもちゃ美術館様より、またこの夏もフラミンゴ隊にお寄せくださった素敵なオンラインイベントのご紹介です♫オンラインも、すっかり根付いてどんどん広がりを見せていますね。ぜひ活用していきましょう!------------------------------\難病のお子さんとそのご家族のためのイベント東京おもちゃ美術館オンラインスマイルデー/8/10㈬・13㈯・20㈯の3日間で6つのプログラムをオンライン(ZOOM)で実施します。お好きなプログラムをそれぞれお申込みください。ご家族で一緒に楽しめるプログラムをたくさんご用意しております!初めてご参加いただく方も大歓迎です!一部プログラムは教材キット付き。事前にご自宅へお届けいたします。■詳細・お申込みはこちら⇒⇒⇒https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02w55h7ebke21.html主催:NPO法人芸術と遊び創造協会、東京おもちゃ美術館助成:TOOTHFAIRY、日本歯科医師会、日本財団【プログラム紹介】①8/10(水)10:00~11:00(参加費:無料)星に願いを―星つむぎの村のプラネタリウム②8/10(水)13:30~14:30(参加費:500円 スプーンキット付)五感で感じる木育ワークショップ「クルミの木のスプーンを作ろう!」③8/13(土)10:00~11:00(参加費:無料)自然観察ワークショップ 中継(八ヶ岳)「チョウになってあそぼう」■④8/13(土)13:30~14:30(参加費:無料)ディズニーナンバーで世界旅行■⑤8/20(土)10:00~11:00(参加費:無料 きんぎょ工作キット付)全国のおもちゃ美術館オンラインツアー中継(福岡おもちゃ美術館・やんばる森のおもちゃ美術館)■⑥8/20(土)13:30~14:30(参加費:無料)もぐもぐはそれぞれ~みんなで食べられるインクルーシブフードの紹介~2022.07.21 02:53
フラミンゴ隊にお寄せいただいたオンラインイベントのご紹介東京おもちゃ美術館様より、以下のご案内をいただきました。オンラインで、いろんなことに参加できるようになりましたね!素敵な時代です。ご興味のある方、ご都合のつく方は、ぜひ♫----------------------------- \難病のお子さんとそのご家族のイベント東京おもちゃ美術館オンラインスマイルデー/ 6/12㈰・18㈯の2日間で6つのプログラムをオンライン(ZOOM)で実施します。お好きなプログラムをそれぞれお申込みください。ご家族で一緒に楽しめるプログラムをたくさんご用意しております!初めてご参加いただく方も大歓迎です! ①②⑥プログラムはおもちゃや教材キット付き。事前にご自宅へお届けいたします。 ■詳細・お申込みはこちら⇒⇒⇒https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/029dknwhqi921.html 主催:NPO法人芸術と遊び創造協会、東京おもちゃ美術館助成:TOOTHFAIRY、日本歯科医師会、日本財団 【プログラム紹介】プログラム①6/12㈰10:00-11:00テーブル人形劇「あかずきん」上映と人形劇ワークショップ(教材付) プログラム②6/12㈰13:30-14:30つくってあそぼう!ケロケロ楽器(教材付) プログラム③6/12㈰15:30-16:30クリニクラウンと大冒険! プログラム④6/18㈯10:00-11:00パパ・ママでもできるアロママッサージ プログラム⑤6/18㈯13:30-14:30自然観察ワークショップ 中継(八ヶ岳)「アリの世界をのぞいてみよう」 プログラム⑥6/18㈯19:00-20:00東京おもちゃ美術館館内ツアー&アイリッシュハープコンサート2022.05.24 06:21
れおなのブログ〜ふかふかな土壌へ今年度はついに小学部の最高学年、6年生になったナオトくんです。ここ数年、おどろくべき基礎体力で大病もなく過ごしていましたが、つい先日、久々にカゼッピキとなりました。それでも、「何としても学校に行くんだもん」という気持ちが強くて、2日のお休みだけで登校にこぎつけた小6生です。意志の力、おそるべし。さて新しい学年に入り、また、小さいようで大きな一歩がありました。これまで、放課後デイサービスに行くとか、時間割と母の都合との兼ね合いとか、そんなこんなで彼のパソコン学習が週1回あるかないか・・という状態だったのですが(iPadは毎日持参できてましたが)、今年度は毎日!とにかく毎日!パソコンとiPadの両方を持参して学校に通えるようになったのです〜〜(涙)。これでとにかく、より自由に、学校時間内で取り組んでいただけます。あぁ〜〜ありがたい〜〜〜〜。これまでも私、ちょこちょこつぶやいていますが、ケアラー母がなにもかもするのは、ちょっときついのです。身体介助者であり、運転手であり、スケジュール管理もし、受診やリハビリなどもあり、同時にフツーに母であり主婦であり、ほかの仕事もしていたり、どうしたって、スーパー母マンにはなりたくてもなれないのです。ついでにアナログタイプの人間にとって、パソコン作業はなお厳しい。ちょっと関係ないけれど、教育的になると、また異性の話題になると(!)、母とのやりとりを子どもの方も嫌がりますし(ぼちぼち難しいお年頃に・・笑)。高学年になり、いよいよ学校の先生方とか、デイやヘルパーの方々とか、周りの存在がひときわ大きく頼もしくなってきているのを、ひしひしと感じています。そう、それに、ナオトくんはどうやら、心の底から学校の先生方を慕っているらしくて。「ママはもういいから、はやく先生のところに連れて行ってくれないか」と。そんなモードの時も度々。いろんな意味で涙が出そうです。というわけで、最近は堂々と他者に頼ることを腹にきめた母。パソコン学習、ありがとうございます♫パソコン内の整備も、ついに、ナオトくんの兄に、頼んでみました。EyeMoTシリーズのアップデートとか、ぐちゃぐちゃのデスクトップのカスタマイズとか。キホンただでは何もしない兄です。ちゃんと、支払いを約束して(あ、でも確かまだ未払い)。ぶーぶーいいながら、インストールしたり新しいフォルダーを作ったりしてくれました。その名も、『愛藻っと』フォルダー。ちなみに、私なりにこれまで整理してきたフォルダー名の変遷はこちらです(ラストが一番お気に入り)。『EyeMoT』→『あいもっと』→『愛もっと』「も」を漢字にするのはどうかと思ったけれど、なんであれ、ありがとう、お兄ちゃん。そういえば最近は、ナオトくんの学校内でも視線入力装置の導入(興味?)がじんわりと進んでいるようです。そしてEyeMoTは、素晴らしいほどに日々、進化を続けているようです。オンライン運動会もあったようで、あぁ、しまった〜ナオトくんに参加させてあげたかった〜〜と反省しつつ、なんだかとても嬉しいのです。2022.05.24 06:06