れおなのブログ〜 重度障害児のための最新デジタルツール&体験会〜

今日はできわかクリエイターズさん の「第5回HCKプロジェクト 重度障害児のための最新デジタルツール&体験会」に参加しました。ナオトくん、こうしたイベントに参加するのは、ちょっと久しぶりです。


変わらぬ先生方の熱く温かいご講義も、しっかりと聞くのは久々で、やっぱり、胸が熱くなります。午後には、会場&オンラインの仲間たちと、みんなで実際に対戦ゲームを楽しませていただきました。


でも家でこの手の支援機器を使わせるのが久しぶりの母(わたし)にとって、なかなかに、このサポートは疲れるものでした。


まず、つなぐべきもの、ややこしいコード類を頑張ってつないで、いやその前に、ダウンロードがあります。


ダウンロードをして、それがどこに入ってしまったのか。圧縮ファイルを展開をして、それもどこへ。zoomと同時にEyeMoTを見るには、どうしたらいいのか。ナオトくんを良いポジションで写すには、もう一台をどこに置くべきか。


視線は。とれているか。


ナオトの視線に引っ張られるポインターと戦いながら、ゲームを起動し、あ、名前を変えれる、と気づくもミススペル。


あぁそうだった。これが、この、すったもんだこそが、我が家の母による、最大限のナオトくんへの支援機器サポートだった・・・。


パソコンの操作は、じつは得意でも好きでもない私です。でも、おそらく、スマホの操作なども含めて、世の中にはこういう事が、全く苦にならない人々も、いるのです。


想像しますに、そういう方々にとっては、たとえば、犬に「二本足で立ってさらにくるりとお回りをする」という芸をさせてみましょう!という、レベルのようなものなんかな〜・・なんて、思うのです。


私にとっては、それはさほど難しいことではなく、むしろ、楽しいことの延長線上にあるのです。


そんな感覚で、パソコンをすっすと扱えたらいいのになぁ。でも、苦手なもんは、苦手だし、できれば、パソコンも携帯も、どこかの山のてっぺんからエーイって投げてしまいたい、人間なのです。


・・


福島先生がおっしゃっていた、コミュニケーションは人権だ、というお言葉が頭をよぎります。


親の、または支援者の、得意不得意や好き嫌いといった「環境格差」によって、ナオトくんのような子たち大人たちが自分の思いを伝えられるかもしれない、そんな可能性の扉を開いてくれる機器へ、アクセスできるかどうかが、決まるのです・・。


なんとも、切なすぎる、お話。


犬のトレーニングには訓練士さんを頼るように、そして、犬の訓練よりもよほど、人が人として生きる上で大切な、コミュニケーションの手段を探るために。


すべての重度障がい児者ひとりひとりに、すっと、その道の専門家が寄り添ってくれることが当たり前な、そんな社会を、心から、待ち望みます。



それにしても、本当に内容の濃いすばらしいイベントでした。なんといっても、終始穏やかで軽やかで明るい引地氏、サイコーです。ナオトくん、リリース前のEyeMoTゲームが、お気に入りだそうです。

できわかさん、本当に有難うございました!

フラミンゴ隊(tai)

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