れおなのブログ〜ふかふかな土壌へ

今年度はついに小学部の最高学年、6年生になったナオトくんです。

ここ数年、おどろくべき基礎体力で大病もなく過ごしていましたが、つい先日、久々にカゼッピキとなりました。それでも、「何としても学校に行くんだもん」という気持ちが強くて、2日のお休みだけで登校にこぎつけた小6生です。意志の力、おそるべし。


さて新しい学年に入り、また、小さいようで大きな一歩がありました。


これまで、放課後デイサービスに行くとか、時間割と母の都合との兼ね合いとか、そんなこんなで彼のパソコン学習が週1回あるかないか・・という状態だったのですが(iPadは毎日持参できてましたが)、今年度は毎日!とにかく毎日!パソコンとiPadの両方を持参して学校に通えるようになったのです〜〜(涙)。


これでとにかく、より自由に、学校時間内で取り組んでいただけます。

あぁ〜〜ありがたい〜〜〜〜。


これまでも私、ちょこちょこつぶやいていますが、ケアラー母がなにもかもするのは、ちょっときついのです。身体介助者であり、運転手であり、スケジュール管理もし、受診やリハビリなどもあり、同時にフツーに母であり主婦であり、ほかの仕事もしていたり、どうしたって、スーパー母マンにはなりたくてもなれないのです。ついでにアナログタイプの人間にとって、パソコン作業はなお厳しい。


ちょっと関係ないけれど、教育的になると、また異性の話題になると(!)、母とのやりとりを子どもの方も嫌がりますし(ぼちぼち難しいお年頃に・・笑)。


高学年になり、いよいよ学校の先生方とか、デイやヘルパーの方々とか、周りの存在がひときわ大きく頼もしくなってきているのを、ひしひしと感じています。そう、それに、ナオトくんはどうやら、心の底から学校の先生方を慕っているらしくて。

「ママはもういいから、はやく先生のところに連れて行ってくれないか」と。そんなモードの時も度々。いろんな意味で涙が出そうです。


というわけで、最近は堂々と他者に頼ることを腹にきめた母。

パソコン学習、ありがとうございます♫


パソコン内の整備も、ついに、ナオトくんの兄に、頼んでみました。EyeMoTシリーズのアップデートとか、ぐちゃぐちゃのデスクトップのカスタマイズとか。

キホンただでは何もしない兄です。ちゃんと、支払いを約束して(あ、でも確かまだ未払い)。ぶーぶーいいながら、インストールしたり新しいフォルダーを作ったりしてくれました。


その名も、『愛藻っと』フォルダー。

ちなみに、私なりにこれまで整理してきたフォルダー名の変遷はこちらです(ラストが一番お気に入り)。

『EyeMoT』→『あいもっと』→『愛もっと』

「も」を漢字にするのはどうかと思ったけれど、なんであれ、ありがとう、お兄ちゃん。


そういえば最近は、ナオトくんの学校内でも視線入力装置の導入(興味?)がじんわりと進んでいるようです。


そしてEyeMoTは、素晴らしいほどに日々、進化を続けているようです。オンライン運動会もあったようで、あぁ、しまった〜ナオトくんに参加させてあげたかった〜〜と反省しつつ、なんだかとても嬉しいのです。

私の中でふってきた勝手なイメージですが、まるで、誰も立ち入ることができないと思われていた荒野(障害児者の”できること”フィールド)に、いろんな肩書きをひっさげた方々がすっくと立ち、荒れ野をエイヤっと、耕したり何かをぶっぱなしたりし始めて、数年。


今、その地に導かれた人たちがたくさん集い、そこをみんなで耕して、今やかなり土がふかふかしてきたような・・。そんな感じ。


土、ふかふかしてきましたよ。

視線入力装置とか、いろんな方法で、重度障害があってもきっと、もっと、未来は明るくなるよ。


ナオトくんに、皆さんに、幸あれ。

フラミンゴ隊(tai)

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