未来のポケットをのぞきに来ませんか?
息子たちは、そろいにそろって目が細い。
いわゆるアジアンビューティー?の、美しい一重まぶたっ子たちです。
でも、両親ともに一重まぶたなのだから、彼らに選択の余地はなかったのです。
上の息子はまだしも、下の障がいと共に生きる息子にとっては、でもこれはちょっと手痛いことで、なぜなら、視線でパソコンゲーム、なんてものを親が持ってきたから。
寝ているような細い目、だけど実は起きている。そんな彼に、まさかまさかの、視線入力ゲーム??
もちろん、そこにはいろんな工夫の余地はあって、ビューラーとか、二重まぶたシールとか、タイミングを見計らうとか。とにかく、「お目目ぱっちり」を作り上げるのです。
だとしても、ハードルは高くなります。
でも、それでもなんでか、親はパソコンをあきらめません。
彼が、少なくとも目が見えているから?
いえ、きっと、彼が完全な盲目であっても、この親(とくに片親)はあきらめなかったに違いないのです。
なぜなら、これは、「完璧に最初からできるかできないか」っていうお話じゃ、ないからです。
たとえば。
たとえ今スムーズにできなくっても、ゲームによっては、彼のほんのすこしの関与でゲームを進めることができて、「ぶるぶる」フィードバックなんかを体験できて、なんか後から気分が盛り上がってきて、だんだん目が開いてくる、なんてことが、あります。
たとえば、全身まひの彼でも、ほんのわずかな目の隙間をキャッチできた日には、意外に、驚くほど、個性や好みがみえるようなプレイをみせることが、あります。
たとえば、目がダメなら、さっと別の手で操作するスイッチに切り替えられる、ゲームもあります。
たとえば、すくなくとも本人に、その気になれば(状況がととのえば)「自分でとりくめる何か」があると、そう、自信を持たせることが、できます。
たとえば たとえば ・・
あげようと思ったら、どれだけでもでてくる、メリット。
たとえ一見できそうになくっても、やらないより、やってみたほうが、断然メリットが大きい。そう思うから、親はあきらめないのです。そして、そう決めて取り組み始めて、はや5年弱。いまだに「あぁ〜今日は目が・・」なんて言いながら、でも、やっぱりその方針を変えずにいるのは、それ相応の結果が見えてきているからです。
できそうになくっても、とにかく続けてみたら。
見えてきた、世界。見えてきた、彼の個性。見えてきた、周囲の人々の、変化。ゆっくりゆっくりだけど、決して消えない、可能性や希望たち。
ちょっとドラえもんのポケットみたい。これはまぎれもなく、重度障がいっ子たちにとってひとつの未来への扉だと、感じています。
とかく悩みが多く一方的になりがちな世界にふき込まれる、軽やかな風、のような。どんな風に使っていくのか、どんな時に使っていくのかは、あなたのアイデアしだい。
そして何気に大事なことは、どんなことも、単品(当事者や、親とかだけ)で抱え込まないことかなぁ?と思います。
軽やかにこうした可能性を探っていくのは、「みんなで」「アイデアを出し合いながら」やっていくことが望ましいような気がします(下手したら、すぐ、煮詰まっちゃうからね ww)。
さて、そんな障がい児と支援者のための”ドラえもんのポケット”は、意外に身近にあります。もし、あなたが千葉近郊に住んでいるのなら、
『贈りものの国』
という小さな小さなテーマパークが、7月2日、千葉県千葉市仁戸名町に出現します。
ワンコインで、きっと30分もあれば、ぐるっと、こうした障がいっ子たちにとってのドラえもんポケットの一部を、のぞくことができます。
具体的には、目でお絵かきをしたり、ジュースを選んだり、目やスイッチで写真をとったり。などなど。
「みんなで」ワイワイ。明るく取り組む仲間たちがお待ちしています。どうぞ、よかったら足をお運びください!! (支援する立場の方だけでも、ご参加できます。まずはご自分がお試ししてみて〜〜♫)
未来の可能性を、探りに。
ぜひ。
詳細はこちらから↓↓
https://www.facebook.com/events/161328963502283
お申し込みはこちらから↓↓(先着順ですのでお早目に♫)
#EyeMoTフェス2023
#チーム愛もっと
#重度障がい
#ICT支援
#贈りものの国
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