れおなのブログ~3月の勉強会のご報告と・・

深く考えずに始めた第2の仕事(フランチャイズの学習塾)は、意外にも、今や私のライフワークとも言える障害児コミュニケーションについて、ちょくちょくヒントをくれます。


学習塾、という性格上、通っているお子さん達のお母さんお父さんには、入った時や、必要に応じてお子さまについて色々とお話をするのです。いわゆる、「保護者コミュニケーション」とよばれます。


テストなどからお子さんの「今の状態」をお伝えするのは当たり前ですが、さらに、これから学習を進めて○ヵ月後、○年後、のように、最低でも1年くらい先までの見通しをお伝えしたりも、します(ちょっと難しいこともありますが)。この”見通しのお伝え”は、結構、大切なのです。


たとえば、「来年の夏ころには」、「〜年生になるころには」、きっとこういう内容を勉強しているでしょう、だから、今、取り組んでいる内容はどんなにやさしい内容にみえても、そこにむかう道なのですよ、意味があるのですよ、と。こうした先の見通しを聞くと、保護者の方は安心して「今」の我が子を見守ることができるのです。



ここの部分が、重度障害児のコミュニケーション、という長く険しい道では、とってもムズカシイところだと、感じています。


だって、ICTを使ったコミュニケーションの道なんて、まだそんな、たくさんの子が通っていないのです。とくに”時”の見通しをたてるなんて、本当にムズカシイ。一人一人のできることも、違います。そして見通しのたたない旅路を、我が子に歩ませるのは、親であれば、なんとも不安になるものなのです。信念が、いくども試されるところなのです。


ヘレン・ケラーは、サリバン先生に出会うまでは、まるで、「濃い霧にとざされた海」で「方角も、港がどこにあるのかもわからない船が、なまりのおもりを海に投げては深さをはかり、手さぐりで進んでいく」ような、羅針盤もなくどこに港があるかもわかりようがない、不安な気持ちだった、と書いています(『ヘレン=ケラー自伝(講談社)』)。まさに重度障害児とその母達は、心もとない船を、方向もわからず必死で漕いでいる、似たような状態なのかもしれません。



そんなことを感じた、昨日のフラミンゴの勉強会です。


なんと今回は、ネットで行いました。流行りのzoomに、みんなでガンバってのっかりました(!笑)。


「なかなか進展がないなぁ。子どもの体調や家のことで、それどころじゃないなぁ・・。周りの支援はやっぱりあんまりないなぁ。子どもとはいつかコミュニケーションとりたいのになぁ・・。牛歩のようだなぁ・・。etc..」


でもね。

そんな私達に、そんなあなたに(笑)朗報があるんです!


きたる5月10日、ちびっこ団体のフラミンゴ隊ですが、もったいないほどの、ちょっと(いや, かなり)ありがたい、ビッグな企画が、あるのです。これから急ピッチで準備をしてまいりますので、どうぞ、乞うご期待、くださいね。詳細が決まり次第、こちらのページにもアップしてまいります。


〈明日の日も、雨に負けるもんか、涙に負けるもんか、コロナに負けるもんか〜〜〜♫〉

フラミンゴ隊(tai)

+たとえ障がいがあったとしても A あなたの気持ち I  いろんな方法で伝えられる 支援の愛が コミュニケーションを拡げます!

0コメント

  • 1000 / 1000