れおなのブログ〜幸せの意味をあらためて考えた日〜

今週は千葉市内で、ある大学の学生さん達にお話をする機会をいただきました。お呼び下さったのは、佐藤さん(すっかりおなじみ、金平糖さんの)。普段、教えておられるご講義の中で、「当事者の声」を届けるゲストスピーカーとしてお招きくださいました。

〜障がい児をもつって、どういうこと?〜というサブタイトルで、なおぽんという一人の障がい児のこと、そして、共にあゆみ続けている私が経験したこと、これからのこと、などなど、ざっと、1時間ちょっとお話しいたしました(×2コマ)。

ありがたい事に、障がい児の母となってから、以前は思いもしなかった事ですが、話のネタを山ほど持つようになりました(笑)。当事者になって初めてわかる、障がい児者の世界、はもちろんのこと、イケアの子を持つってこと、それにまつわるさまざまな経験、そして(私に特有の数々の)失敗、変わりゆくおもい、不思議な出来事、困った事、新たな視点で分かった子育てのこと、動物のこと、出会ってきた素晴らしい人々のこと、etc… 。

1時間半(質問タイムを含めてなので、実質1時間!)って、案外あっという間です。ということで、印象的だったエピソードを、3つだけ、ピックアップしてお話し、あとは今の取り組みやこれからのことをお伝えしました。


(以下スライドの一部)

学生さんたちは一生懸命にお話を聞いてくださって、まっすぐな目、そしてエネルギーに満ち溢れています!なんだか、そんな場にいることができて、エネルギーをいただいて(吸って)嬉しい思いでいっぱいでした。

細かい内容はあげませんが、途中、「障がい児をもつってどういうこと?不幸なこと?かわいそうなこと?」のような話題に及んだときのことです。

私は、「この教室の中で、いや、この建物中で、今、私が、いっちばんの幸せものだと思っていますよ。」というお話をしたのです(この気持ち、本物です♫)。

そして、不意に興味にかられて、こんな質問をしてみました。

「この中で、自分は幸せ者だ〜〜と思っている方は?どれぐらい、いますか?」と。


なんと・・一本も、腕が上がりませんでした。80人の学生さんたちから、一人もです(もし、どなたか見落としていたら、ごめんなさいネ)。。私を招いてくださった講師の先生と私だけの、幸せ者合戦、一騎打ちとなってしまいました。


う〜ん、これは、何を意味しているのでしょうか。確かに、悩み多き時期、そんな真っ只中におられる学生さん達だとは思います。でもせめて、手をあげよかどしようか、迷う姿の一人や二人、いや数人はいてもよさそうに思うのですが。(それか、私の聞き方が悪かったかな。手をあげたらとって食われそうだったのかなぁ・・?)

おりよく、帰宅してから、こんな記事を見つけました。

「小さいけれど確実な幸せ」が人生を豊かにする | アドラー心理学で人生を変える「岸見一郎の世界お悩み相談室」 | クーリエ・ジャポン


小確幸。ステキです。私のデータにはメッチャクチャかたよりがありますが、80人中2人、すなわち、40分の1くらいしか、日本人は小確幸を知らないのでしょうか?


ホントに『幸せ』って、一体、なんだろ?


人からは見えないもの、

自分の心だけが知っているもの、

絶対にお金や地位や名誉じゃないもの、

誰かからもらうものじゃなく、むしろ、自分の中に湧いてくるもの、

物ではないもの、だけど、確かに、そこにあって、それを知った人に裏表のない、笑顔をくれるもの、

空や木や身近な生き物が、とっても美しく愛おしく思えてくるもの、

自然と、「ありがとう」の気持ちが湧いてくるもの。


私の場合、ふたりの子どもたちと、いつも周りで支えてくれる動物たち、人々によって、見事に「幸せ者」への最短距離を歩ませてもらったように、思います。

そしてやっぱり、障がい児なおぽんの存在は、そこに、ぐいぐい、と、人一倍大きな牽引力をくれた(ている)のです。


ちなみに、今度フラミンゴ隊でお招きしている「指伝話」の高橋さん。私は、「小確幸」を大変よくご存知な方だと、確信しています。だって、Facebookの記事などを拝見すると、「とっても良い町内会に住んでいる」と、さりげなく幸せな話題が、ちょくちょく出てくるのです。ほら、小確幸!(笑)。それゆえきっと、高橋さんのお話は、いつもあったかく、そして深く、どこまでも優しいのでしょう。(6月1日の高橋さんのご講義、まだ空きがありますので、ご興味ある方は、どうぞお早めに♫・・)

そうだ、そして最後に。また私、やってしまいました。

DVDに、なおぽんがEyeMoTゲームを楽しんでいる姿を、やいていったのですが・・・現場でうつらない!


佐藤さん「ファイナライズ、ってしてありますよね?」

れ「ふぁいな、らいず・・・ですか・・・?」


知らなかった。

こうやって、日々、ネタを増やしているのです。懲りずに(笑)また、講義におよび頂けるとのこと、本当に、寛容な佐藤さん、そして、まっすぐに聴いてくれた学生さん方には、本当に感謝しています!

フラミンゴ隊(tai)

+たとえ障がいがあったとしても A あなたの気持ち I  いろんな方法で伝えられる 支援の愛が コミュニケーションを拡げます!

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