フラミンゴ隊(tai)とは
生まれながらに、またはとても幼い時期に重度の障がいを負う子供たちがいます。
彼らは、まず、この世に生まれてすぐに、
「生きるか死ぬか」という大きな試練にぶつかり、
家族とともに必死にもがきながら、その人生をスタートさせます。
「ぜったいぼくは(わたしは)生きる」という強い意志で
なんとかその試練を乗り越えたとき、
その次に、また彼らにおそいかかる試練があります。
「おもいを伝えられない」
「おもっていること、考えていることを、分かってもらえない」
という試練です。
多くの家族が、主治医や専門家に、こう言われます。
「子供は、自分で体を動かし触ったり味わったりすることで、モノを習得し、学び、知能を発達させていくのです。
だから、自分でそれらの動きを自由にできないならば・・・(きっと知的な発育はないでしょう)」
または、
「脳に~~~という障害をおったので、おそらくは・・・(きっと知的な発育はないでしょう)」
でも、多くの家族は気づきます。
子どもの目の輝き、絶妙なタイミングで伝わってくる家族にだけ分かるサインで
『この子はしっかり、わかっている』と。
フラミンゴTAIは、
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どんな障がいを持っていても「わかっている」と信じる ”心” の上に・・
重度の障がい児(者)が指筆談コミュニケーションやスイッチ&ICT(※)支援を体験できる場をつくり、実生活に取り入れていくことを支援する
と同時に、その経験、実績を多くの当時者、関係者に広めていくことで、
多くの障がい児(者)がなるべく簡単に自らの考え、意思を周囲に伝えていける環境をつくり、またそれを当たり前のこととして受け入れられる世の中にする。
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ことを目指しています。
※ICTとは、
「 Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)」の略語。
日本では「情報通信技術」と訳されています。
主に、千葉周辺で、上記のようなコミュニケーションを体験できる場を提供していきます。
当事者のみならず、多くの関係者にこの活動に参加していただくことを願っています。
特に、子ども達は、日々、成長しています。
障がいを抱え、「生きるか死ぬか」の戦いを何とか乗り越えた、
または日々病や自由にならない身体との戦いを抱えながらも、その子の人生を豊かにしていくものは、
自分の自分らしさを伝えていける”人とのコミュニケーション”ではないでしょうか。
多くのコミュニケーション支援の方法が現れた今、
「大丈夫、その方法があるよ。」と本人に伝えていけることは、
その子の一生を動かす希望の灯となるのです。
――――こどもは、まっていられない
伝われ、広がれ、障がい児(者)のことば!――――――
(文:LEONA)
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