れおなのブログ~なおぽんカブトムシを飼うの巻~
『育てる』というのは、言葉のひびきとは裏腹に、ときに、育てている側の方が育てられ、教えられ、たっくさんの学びを得るもの。・・・育てる相手はいろいろ違えど「人の子」から「ちいさくもはかない虫」まで、まったく変わらぬ真実だと思います。
この度、なおぽんにも、そんな得難い経験ができるチャンスを、いただくことになりました。先月、東京で「カブトムシおじさん」にお会いしたことから、全ては始まりました。小さな小さなピンポン球みたいなカブトムシの卵を、2個、いただいたのです(その直後、ポランの広場に掲載された紹介記事はこちら→『重度障害児へ、カブトムシおじさんからの伝言』)。
実は、キホン、生き物が大好きな私ですが、節足動物だけはちょっと・・・、ニガテ(節だらけの足がなければ、まだよい)。加えてなおぽんも、実のところ、それほど虫好き少年ではありません。天井から降りてくるクモを見て、大騒ぎしたこともあります(・・そりゃそっか、自分に向かってそろりそろりと、蜘蛛が降下してきたら)。
でも、そもそも私のことなど、どうでもよいのです。カブトムシおじさんの仰る通りに、重度の身体障がいを持つ子たちにとって、ガラス瓶ごと抱えて成長を見守ることができるカブトムシ達は、大変に有難い存在だといえます。
普段、虫捕りをしたり、魚や鶏やウサギをなでたり、また、顔をよせて観察することが、ちょっとばかり、むずかしい子らなのですから。ましてや、ひとつの命の誕生の瞬間(卵から孵った時をひとまず誕生とすれば)から、オトナになるまでを、ずーっと見続けられるなんて、フツウでもなかなかできない経験かもしれません。
さて、いくら手厚く優しいカブトムシおじさんのサポートがあっても、全くの初心者ですし、どうしても将来の成虫姿に怖気付く私。なおぽんと相談の上、ここはひとつ、通っている学校にご協力をお願いしてみることにしました(ほかのお友達と一緒に、そしてみんなで、体験できますしね♫)。
「カブトムシは、ロマン(らしい)ですから!是非、クラスで!」と、担任の先生から快いお返事をいただき、早速、今週、カブトムシ軍団総勢7匹(うち、5匹はまだ卵)を連れて、たいそう大がかりな登校をしてまいりました(もとい、ちいさな箱をひとつ、小脇にかかえて)。
(追記:翌日、1個が孵りました。ちいさくムニュムニュ動く真っ白な幼虫を発見です。可愛い〜〜。あと3個、土の上に置いたはずの卵たちは見当たらない・・、もしや、もうかえって土に潜っていったか・・?)
クラスメートは3人ですが、同学年のお友達とあわせれば5人。
みんなでこれから、どんな風にカブトムシ達を育てていくのかな。スプレーでの水やり、やっぱりワンスイッチでできるやつを用意すべきかな(できるかな、わたし)。
「大きめの幼虫になったら、ビンの外側に黒い紙を巻くといいよ〜。ビンの壁際で変わりゆく姿を見ることができるよ〜」と、立ち寄ったこども病院でなじみの看護師さんよりアドバイスをいただきました(看護師さん・・・後光がさし、もはや職域も超えて(笑))。
ニガテだけど、ワクワクします。
先生方、どうぞよろしくお願いいたします。
カブトムシおじさん、有難うございます。大切に、育てます。
0コメント